車のライトの種類をわかりやすく解説!
Contents
- 1 車のライトの種類と役割一覧! 図解付き
- 2 1.ヘッドライト(前照灯):夜間点灯は守るべき義務
- 3 2.スモールライト(ポジションランプ、車幅灯):自車の存在を認知させる
- 4 3.フォグライト(フォグランプ、霧灯):悪天候時の補助灯
- 5 4.デイライト:昼間走行灯が事故を抑制
- 6 5.テールライト(尾灯):車間距離や存在の目安
- 7 6.ブレーキライト(制動灯):減速や停止の意思を示す
- 8 7.バックアップライト(バックランプ、後退灯):後退の意思表示
- 9 8.ナンバー灯(ライセンス灯):登録番号を明確に表示
- 10 9.ウインカーランプ:右左折や車線変更の要
- 11 10.ルームライト(室内灯):夜間の快適性を確保
- 12 車のライトに関するQ&A
- 13 車のライトの種類を知って、安全運転を心がけよう!
- 14 企画監修・執筆
役割や使い分け方を覚えよう!

車には数多くの種類のライトが装備され、安全に貢献するもの、快適性をサポートするものなど、それぞれが重要な役割を担っています。
最近はライトの電球にも様々なタイプが登場し、自分の車にどんな種類の球が使用されているのかを事前に把握しておくことが大切です。また、ライト類は道路運送車両法や道路交通法で定められていることが多いため、セルフメンテナンスで交換するときには注意しましょう。
ここではヘッドライトをはじめ、車の各部に使用されるライト類にフォーカスし、その役割について解説したいと思います。
車のライトの種類と役割一覧! 図解付き
車に使われるライトと聞くと、まずヘッドライトを思い浮かべる人が多いと思います。しかし、普段は意識しない部分にもたくさんのライトが使用され、安全性や快適性をサポートしています。
車のライトの種類と位置、役割はこちらです(車種によって位置は異なる場合があります)。

| No. | ライトの種類 | 役割 |
| 1 | ヘッドライト(前照灯) | 夜間や悪天候時に視界を確保 |
| 2 | スモールライト(ポジションランプ、車幅灯) | 自車の存在、車幅、位置を知らせる |
| 3 | フォグライト(フォグランプ、霧灯) | 霧や雨、降雪時に活躍する補助灯 |
| 4 | デイライト | 昼間走行灯。自車の存在アピール |
| 5 | テールライト(尾灯) | 後続車や歩行者に存在を知らせる |
| 6-1 | ブレーキライト(制動灯) | 減速や停車の意思を後続車へと伝達 |
| 6-2 | ハイマウントストップランプ ※ブレーキライトの一種 | リヤガラスの上部など高い位置にある |
| 7 | バックアップライト(後退灯) | 車の後退時に点灯し周囲に認知させる |
| 8 | ナンバー灯 | 夜間、ナンバープレートを明確に照らす |
| 9 | ウインカーランプ | 右左折、進路変更の意思を伝える |
| 10 | ルームライト(室内灯) | 夜間、暗所での快適性を向上 |
ここからは、それぞれのライトの役割や特徴を詳しく解説します。
1.ヘッドライト(前照灯):夜間点灯は守るべき義務

ヘッドライトは「前照灯」とも呼ばれ、夜間やトンネル内、悪天候時に視界を確保するために点灯するのが一般的です。
近くを照らすロービーム、遠くを照らすハイビームに切り替えることができ、状況によって使い分けることが求められます。一般的に通常走行時にはロービームを使用することが多いと思いますが、法律上の正式名称では「すれ違い前照灯」と呼ばれ、本来は「走行用前照灯」とされるハイビームで走行し、対向車が来た場合にロービームに切り替えることが義務付けられています。
オートライトについて
オートライトは周囲の明るさを車載のセンサーが感知し、状況に合わせてヘッドライトやテールライトを自動的に点灯・消灯する機能です。2020年4月以降販売の新型車、2021年10月以降の継続生産車に対してはオートライトの機能の搭載が義務付けられています。車両によっては自動点灯のタイミングを調整できる車種も存在します。
2.スモールライト(ポジションランプ、車幅灯):自車の存在を認知させる

スモールライトは車幅灯、ポジションランプとも呼ばれ、フロントとリヤ、それぞれに装備されています。スモールライトを点灯させることで夜間や悪天候時に後続車や対向車、歩行者などに自分の存在、車幅を知らせる役割を持っています。
事故の防止にもつながる重要なパッシブセーフティ部品のひとつといえるでしょう。
3.フォグライト(フォグランプ、霧灯):悪天候時の補助灯

フォグライトはヘッドライトだけでは対応できない霧や豪雨など、悪天候時に威力を発揮します。名前のフォグ(fog)は英語で霧や靄(もや)を意味し、悪天候時の補助灯として大きな役割を果たします。
道路運送車両法の保安基準により取り付ける位置や高さが厳格に定められており、使用する場合には対向車や先行車を幻惑させないよう注意が必要です。
4.デイライト:昼間走行灯が事故を抑制

2016年10月の保安基準改正により合法化されたデイライト(昼間走行灯)。その名の通り、昼間の走行時に常時点灯することで自車の存在をアピールする役割を持っています。
対向車や歩行者からの視認性を高めることで事故を抑制する、重要な安全装備として普及しつつあります。道路運送車両法により光量や発光色などが定められており、規定を満たさない場合には車検を継続することができません。
5.テールライト(尾灯):車間距離や存在の目安

テールライトは尾灯とも呼ばれ、夜間や悪天候時に後続車に対して自分の存在をアピールする役割を持っています。特に視界の悪い雨天時には後続車両が車間距離を保つ重要な目安となり、テールライトの点灯は追突事故の予防にも貢献します。
基本的にはヘッドライトやスモールライトと連動して点灯するため、夕方の薄暮などでは早めの点灯が事故の防止につながるのです。
6.ブレーキライト(制動灯):減速や停止の意思を示す

ブレーキライトは灯火類のなかでも重要度の高いライトであり、ブレーキペダルを踏んで減速や停止などの制動を行うことを後続車に知らせる役割を持っています。後続車に対して制動動作を認知させることで追突事故を防止します。
2006年からはブレーキライトに加え、ハイマウントストップランプと呼ばれる制動灯の装着が義務化されています。
7.バックアップライト(バックランプ、後退灯):後退の意思表示

バックアップライトは車が後退するときに点灯させるものであり、バックランプと呼ばれることもあります。ランプの色は後退時の視認性を確保するため白色と決められており、後続車や周囲への意思表示として利用されています。
オートマチック車、マニュアル車に関わらず、リバースポジションにシフトすると自動的に点灯するように設計されています。
8.ナンバー灯(ライセンス灯):登録番号を明確に表示

ナンバー灯、ライセンス灯は夜間や悪天候時にナンバープレートを明確に確認させるためのライトです。装備することが道路運送車両法で義務付けられ、夜間でも20m後方からナンバー(登録番号)を確認できるように照らすことが定められています。色は白色とされ、ドレスアップ目的の青色や緑色では車検の継続ができない場合があります。
9.ウインカーランプ:右左折や車線変更の要

一般的にウインカー、ひと昔前までは方向指示器と呼ばれていた保安部品。その名の通り、方向を指示する装備であり、車線変更や曲がりたい方向を周囲にアピールすることを目的とした灯火類を意味します。
自分が曲がりたいという意思を的確に表示することで巻き込み事故や追突、正面衝突等を防止し、使用する場合には右左折やUターンを行う場所の30m手前、進路変更する3秒前にウインカーを出すことが法律で定められています。
10.ルームライト(室内灯):夜間の快適性を確保

ルームライトは車内灯とも呼ばれ、夜間や暗所で車内を照らすライトを意味します。最近では輝度の高いLEDランプが主流となり、カスタムベースのアイテムも販売されています。
あまり知られていないことですがルームライトにも制限があり、運転を妨げる明るいものや赤、青、紫、ピンク色などに変更すると、保安基準違反として取り締まりの対象になる可能性もあります。
車のライトに関するQ&A
ライト類は身近な存在でありながら、意外と知られていないことも多い部品でもあります。ここではライトに関する疑問を取り上げ、Q&A形式で解説したいと思います。
Q.信号待ちでヘッドライトは消すのがマナー?
ひと昔前までは夜間に交差点で停車したとき、ヘッドライトを消すのがマナーとされていましたが、現在はヘッドライトを消すという習慣は廃れ、点灯したままで停車するのが一般的です。それには自動点灯式のオートライトの普及も大きく関わっており、手動でヘッドライトのオン/オフをすることが無くなったことも要因のひとつとされています。
Q.車のライトは自分で交換できる?
ヘッドライトが切れてしまった場合、自分で交換することは不可能ではありません。しかし、ヘッドライトの球切れを警告するワーニングランプが点灯してしまうと、専用のキャンセラーを使ってリセットしなければならない車種も存在します。
また、ウインカーやブレーキランプであれば交換作業も難しくありませんが、トランクの内張りを剥がしたり、テールレンズのユニットを外す必要があったりするため、車に詳しくない人はディーラーや修理工場、カーショップで交換してもらうことをおすすめします。
車のライトの種類を知って、安全運転を心がけよう!
ヘッドライトやウインカー、バックアップライトなど、ここで取り上げたランプ類の他にもリヤフォグランプやウェルカムライトなどを装備している車も存在します。
ライト類は夜間の視界を確保するだけでなく、周囲に自分の存在を知らせることで安全性の確保など、それぞれに重要な役割を果たしているのです。そのため道路運送車両法に触れるようなドレスアップやカスタムを行うことは避けましょう。
安全性や快適性を向上させるライト類の役割を正しく理解しておくことが、カーライフの充実につながるのです。
企画監修・執筆

フリーライター/自動車ジャーナリスト
並木政孝
輸入車専門誌、アメ車専門誌の編集長を経て女性ブランド誌、腕時計、眼鏡など数多くの雑誌をプロデュース。その後フリーライターとして独立し、クルマ、アウトドア、建築、スポーツなど多方面で活躍する。
私生活ではクルマ、バイク、自転車、キャンプ、ルアーフィッシング、カヌー、スキューバダイビングなどを楽しむ多趣味人としても知られている。
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