2019.10.24豆知識

チャイルドシートの着用義務は何歳まで? 把握しておきたい法的ルール

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

27.チャイルドシートの着用義務は何歳まで? 把握しておきたい法的ルール
法律で決められたチャイルドシートの着用義務は何歳までなのでしょうか。また、違反した場合の罰則はあるのでしょうか。これからチャイルドシートを購入しようと思っている方のために、チャイルドシートに関する基礎知識を解説していきます。

チャイルドシートの着用義務は何歳まで?

6歳未満の子供を車に乗せる場合は、チャイルドシートの着用が義務付けられています。つまり、5歳まではチャイルドシートを着用しなくてはなりません。このことは道路交通法の第71条3項に記載されています。

ただし、身体の小さな子供は年齢に限らずチャイルドシートを着用した方が安全です。大人用のシートベルトは身長約135cm~140cm以上の体型に合うように設計されています。ということは、6歳を過ぎていても身長が135cmに達していない場合、大人用シートベルトを使うのは適切ではないことになります。

国土交通省によると、チャイルドシートは乳児用、幼児用、学童用の3種類に分けられます。

乳児用(ベビーシート)

体重:13kg未満、身長:70cm以下、年齢:新生児~1歳くらいの乳児が対象。

幼児用(チャイルドシート)

体重:9~18kg、身長:65~100cm、年齢:1歳~4歳くらいの幼児が対象。

学童用(ジュニアシート)

体重:15~36kg、身長:135cm以下、年齢:4~10歳くらいの学童が対象。

6歳以上で身長135cm以下の子供は、このうちのジュニアシートを利用しましょう。ジュニアシートは座席を上げて背の高さを補い、腰ベルトの位置を子供の臀部に合わせることで大人用シートベルトを使えるようにするシートです。

ジュニアシートを利用せず、身長135cm以下の子供が大人用シートベルトを着用すると、事故などの大きな衝撃を受けた際に首や内臓に多大なダメージを受ける危険性があります。法的な義務はなくとも、安全を守るために必ずジュニアシートを使用しましょう。

チャイルドシートの着用義務を違反した場合の罰則は?

チャイルドシートの着用義務を怠ったドライバーには罰則や罰金、反則金などは科せられません。ただし、交通違反の点数が加点されます。具体的には「幼児用補助装置使用義務違反」で1点の加算となります。

違反点数が加点されるだけとはいえ、子供の命を守るためにチャイルドシートは必要なものです。チャイルドシートは必ず用意し、子供を車に乗せるときは着用することを徹底しましょう。

6歳未満でもチャイルドシートの着用が免除されるケース

道路交通法によって着用が義務付けられているチャイルドシートですが、6歳未満でも条件によっては着用が免除されるケースがあります。道路交通法施行令第26条3の2の第3項によると、着用義務が免除されるのは以下の8つのケースです(法律文をわかりやすく噛み砕いた文章で説明します)。


1.座席の構造上、チャイルドシートを固定させることができないケース。
2.定員内の乗車であるという条件下で、乗車する幼児全員がチャイルドシートを使用すると全員が乗車できなくなるケース。
3.幼児に負傷や障害が認められ、チャイルドシートを使うと療養上または健康保持上よくないと考えられるケース。
4.著しい肥満やその他幼児の身体の状態により、チャイルドシートを着用することが困難なケース。
5.運転者以外の者が、チャイルドシートを使用した状態では幼児に対し授乳などの日常生活上の世話ができないケース。
6.タクシーやバスなどの旅客となるケース。
7.許可された自家用運送車(道路運送法第78条の2項と3項に該当する車)に幼児を乗せるケース。
8.応急救護のための医療機関や官公署などに緊急に搬送の必要があるケース。

チャイルドシートの選ぶときのポイント

チャイルドシートは、以下の3つのポイントに注意して選びましょう。これらを守ることでより安全性を高くすることができます。

子供の成長に合わせたチャイルドシートを使う

子供の成長に合わせて、前述した乳児用(新生児~1歳くらい)、幼児用(1歳~4歳くらい)、学童用(4~10歳くらい)の3種類のチャイルドシートを使い分けましょう。

新生児から11歳頃までの間に3タイプのチャイルドシートを購入するのは大変ですが、レンタルをするという選択肢もあります。チャイルドシートのレンタル費用の平均は、1週間で3,000~4,000円ほどです。また地域によっては購入にあたって自治体の補助金(助成金)が利用できる他、自治体が割引レンタルやリサイクルを行っていることもあります。

最近では新生児~4歳頃まで使用できるロングスパンモデルも登場しています。車を日常的に利用していてよく子供を乗せる場合には、こうしたモデルを探してみましょう。

「Eマーク」が付いているものを選ぶ

国が定めた安全基準をクリアしているチャイルドシートには「Eマーク」が添付されています。まずこのEマークが付いていることを確認してください。

なお、2012年6月30日以前に製造されたチャイルドシートには、旧基準に適合していることを示す「自マーク」が付いていることがあります。古いチャイルドシートを譲り受けるときや中古品を購入するときは注意しましょう。

自分の車に設置できるか確認する

チャイルドシートの取り付け方法には、「シートベルト固定タイプ」と「ISOFIX(アイソフィックス)タイプ」の2つがあります。

2012年7月以降に販売された車には、「ISOFIX(アイソフィックス)」の取り付け装置を標準装備することが義務付けられています。この方式ではシートベルトを使用せず、チャイルドシートの金属製バーコネクターを車両側の金具に差し込んで固定します。誰でも簡単に、確実にチャイルドシートを取り付けられ、適切に装着できるかどうかもインジケーターで確認できます。自分の車がISOFIX対応車種であれば、ISOFIX対応のチャイルドシートを入手してください。

ISOFIX未対応の古い車の場合はシートベルト固定タイプを選びましょう。

 
子供の安全を守るために必要なチャイルドシート。6歳未満の子供には必ず着用させるというルールを守り、またチャイルドシートを選ぶときのポイントもしっかりと把握しておきましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

このエントリーにコメントする

必須項目は全て入力してください。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)