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車検の有効期限はいつまで? 車検が切れてしまった時の対処法も解説

車を使う人は、その車が安全に道路を走ることができる状態なのかを定期的に検査する「車検」を受けることが、法律によって義務付けられています。そして、この検査には有効期限があって、その期限を切れた車で公道を運転した場合には、法的に厳しい罰則を受けるだけでなく、車両のトラブルによって重大な事故を引き起こしてしまうリスクも高くなるのです。

安全なカーライフを楽しむためには、適切な点検を受けて常に安全な状態を維持しなくてはいけません。そこで今回は、車を所有する方が押さえておくべき車検の有効期限と、万が一車検切れとなってしまった場合の対処法について詳しく解説していきます。

車検とは?

車を使う人は法律によって「車検」を受けることが義務付けられています。「車検」とは、その車が安全に公道(道路)を走ることができる状態、「保安基準」に適合しているかどうかを国が定期的に検査・確認するためのもので、小型特殊自動車(ミニカーやトラクターなど)を除く自動車と、排気量250cc以上のバイクが対象になります。

車検は原則として、運輸支局の検査場で行うことが義務付けられていていますが、カーディーラーの自社整備工場や、大型カー用品店の車検場など、各地の運輸支局から認定された認定工場であれば、車検整備を完了させて保安基準適合標章を発行することができます。

実際の車検では、安全基準に適合しているかどうかを確認する「点検」、点検結果を基に基準に満たない部分を修正する「整備」、運輸支局などで主要部分の確認を行う「検査」、納税確認・車検証発行などを行う「登録」がありますが、点検と整備の段階でどのくらいの修理や部品交換などが生じるかによって車検にかかる金額に差が出るようです。また、ユーザー車検などの制度もあります。

車検の有効期間はどのくらい?

車検というのは、その車が保安基準に適合しているかどうかを定期的に確認するためのもので、一度受ければ良いというものではなく、車種や車の用途によって有効期限が決められています。
例えば、バスやタクシーなど乗客を乗せる車は毎年、レンタカーは最初の車検は新車から2年後、それ以降は毎年の車検が義務付けられています。では、自家用車の車検の有効期限はどのくらいなのでしょうか。

自家用車の車検は、普通車も軽自動車も最初の車検は新車から3年後、それ以降は2年ごとに車検を受けなくてはいけません。ちなみに、車検は有効期限の30日前から受けることが可能で、車検を行なっている整備工場や自動車ディーラーによっては、早期予約割引などの特典が受けられるところもあります。

車検が切れたらどうなる?

車検には車種や用途によって有効期限がありますが、その有効期限が切れた「車検切れ」の状態で車を運転することはできません。

万が一、車検が切れた状態で車を運転した場合には、「道路運輸車両方違反」の罪に問われ、刑事処罰の対象となります。具体的な罰則としては、「6ヶ月以下の懲役、または30万円以下の罰金」で、車検切れに加えて自賠責保険が切れていた場合には自動車損害賠償保障法違反の罪で「1年以下の懲役、または50万円以下の罰金」と厳罰が課せられることになるのです。

さらに、車検切れの違反点数6点と自賠責保険切れの違反点数6点、計12点が免許から引かれるため、違反をした場合には一発免停になってしまいます。罰金や免停などの処罰を受けるだけならまだしも、車検切れのまま車を運転し続ければ車両トラブルに気づかないこともあり、大事故を招く危険性も高くなってしまうのです。

車検の有効期限を確認する方法

上記のように、車検切れの状態の車で道路を走った場合、法律によって厳しい処分を受けなくてはなりません。そうならないためにも、車を運転する方は車検の有効期限をきちんと把握しておく必要があるのです。
車検の有効期限は下記の方法で確認することができます。それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。

ステッカー(検査標章)を確認する

車のフロントガラスには、前回車検時に発行された車検シール「検査標章」と呼ばれるステッカーが貼られているはずです。そこに書かれている小さめの番号が車検期限の年、大きい数字が車検期限の月を表しています。

車検証を確認する

車検標章以外にも、前回車検を受けた際に発行された車検証でも、車検の有効期限を確認することが可能です。

車検が切れてしまった時の対処法

万が一車検が切れてしまった時には、できるだけ早急に車検を受けましょう。車検切れで罰則を受けるのは、「車検が切れた状態で公道を走った場合」のため、車検の有効期限後に車検を受けることに対しては特にペナルティはありません。

ただし、車検が切れてしまっている車を車検工場や整備場まで運転した場合には、処罰の対象となるため注意が必要です。車検切れの場合には、最寄りの役所で仮ナンバーを取得するか、積載車などで車を運んでもらいましょう。

 
車検が切れた状態の車を運転すると、法律によって厳しい罰則を受けることになります。最悪の場合には、車両トラブルにより重大事故を引き起こしてしまうこともあるため、車検の有効期限は常に確認しておき、車検切れで車を運転することがないように注意しましょう。

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