京都と言えば、日本を代表する観光スポット。歴史情緒あふれ、有名な古刹（こさつ）や伝統ある建築物もたくさんあります。さらに、「夜景が楽しめるドライブスポット」が豊富にあるところも、京都が多くの観光客を引きつけてやまない魅力の1つでしょう。

そこで今回は、歴史の街・京都で楽しめる夜景ドライブスポットをご紹介します。

 

 

万灯呂山展望台（まんどろやまてんぼうだい）

山城多賀駅から車で15分～20分、京名和道路田辺西ICから山城多賀方面へ30分車を走らせると、標高約300mの高さから京都の街並みを眺望できる万灯呂山展望台があります。

やや道の状態が悪く、アクセス状況も万全ではありませんが、京都・奈良・大阪の景色まで一度に味わえるスポットとしておすすめです。

北西方向は京都市内、南西方向は生駒山、西方向は木津川と、歴史と自然を感じさせるパノラマを楽しみたければ、この万灯呂山展望台がベストでしょう。

また、展望台には芝生が敷かれ、緑の匂いを感じながらのんびりと夜景を堪能できる点も、ほかのスポットにはない魅力です。

期間によっては、夜間の通行禁止時間などもあるのであらかじめ確認していく必要があります。

 

将軍塚

将軍塚は、夜景100選の常連とも言える京都随一のドライブスポット。国道1号に出ればわずか数分で到着するなど、アクセス環境も抜群です。

期間限定で展示中の「ガラスの茶室　光庵」は警備や係員もいない中、なかなか見ごたえのある茶室となっています。

将軍塚のある展望台に立つと、古都・京都を象徴する碁盤の街並みが一望できるほか、嵐山や愛宕山、さらには京都タワーも目に飛び込んできます。自然と歴史、近代建築物の融合を味わえる貴重な夜景スポットです。

春になれば、展望台一面を満開の桜やツツジ、ふじなどが周囲を彩ります。

加えて春と秋にはライトアップされるので、ダイナミックな眺望と美しい花々のコントラストを存分に堪能できます。デートスポットとしても一押しの観光名所です。

 

 

菖蒲ヶ丘展望台

恋人とドライブで夜景を楽しみたいなら、嵐山にある菖蒲ヶ丘展望台がおすすめ。「高雄口ゲート」と「嵐山・清滝口ゲート」のふたつのルートがあり、それぞれ京都南ICから車で30分ほど。美しい街の景色を堪能でき、なおかつそこには、「恋人同士が幸せになれるスポット」も存在します。

それは、「幸せの鐘」と「誓いの鍵」というスポットです。

「幸せの鐘」は、2人で鳴らすと幸せを運んでくれると言われる不思議な鐘。「誓いの鍵」は、幸せを願えばそれがかなうと言われる南京（なんきん）錠です。恋人と2人で行けばすてきな空間をより楽しむことができるでしょう。

車内鑑賞ができないので、1分ほど歩く必要がありますが、照明などが用意されていないため、明かりを用意しておくと良いでしょう。

 

京都タワー

131mの高さを誇る京都タワーは、風情ある京都市の中でも出色の観光スポット。京都駅から歩いて5分というアクセスの良さも人気の1つです。京都の街並みを車で周遊しながら、ライトアップしたシンボルタワーの美しさを楽しめるでしょう。

京都タワーには、地上100mのところに展望台があり、そこに立てば1000年の歴史を誇る京都の街並みが広がっています。その中でも、四条・祇園のエリアは抑え気味のライトアップで、南部にひしめく繁華街の明るさとは異なる雰囲気。四条・祇園が薄暗く感じられるのは、建物の高さ規制などによるもの。街の景観を守っていこうとする市民の心意気も感じられる、京都ならではの眺望エリアです。展望台内は音楽が流れているので他の展望台に比べて雰囲気があり、望遠鏡は無料でご利用いただけます。

なお、京都タワーには駐車場がないので施設のホームページなどをご確認いただき、周辺の施設の駐車場をご利用ください。

 

四明嶽駐車場　比叡山ドライブウェイ

古代より、日本の名僧たちが苦行を求めて登ったとされる歴史ある比叡山。ドライブウェイを駆け上がって登りつめた山頂に、京都・大阪・大津の夜景が見渡せる四明嶽駐車場があります。

駐車場には第1・第2駐車場があり、どちらもすてきな眺望を味わううえで外せません。

悠久の歴史を育んできた比叡山の最高峰から一望するワイド感は格別です。駐車場にはトイレも付設されており、ドライブの休憩スポットとしてもご活用ください。

標高が高く、夏場でも肌寒い場所なので、上着の持ってお出掛けすると安心でしょう。

 

おわりに

今回は、歴史の街・京都で楽しめる夜景ドライブスポットをご紹介しました。

それぞれに特色があり、京都を訪れたなら一度は試してみたいドライブスポットです。家族や恋人と出掛けることで、すてきな思い出を残せるでしょう。京都で夜景と歴史を楽しむなら、ぜひ今回ご紹介したスポットを訪ねてみてください。

 

＜記事NO.RC‐00074＞