砂浜を車で走れる?夏のドライブにおすすめな千里浜なぎさドライブウェイとは?
夏のドライブといえば、海岸線や湾岸沿いなど、海の近くを走るのが定番のドライブコースですね。潮風と太陽の日差しでキラキラと光る海を見ながらのドライブは楽しいものです。
そんな全国有数の海沿いドライブの中でも、石川県羽咋市(はくいし)にある「千里浜なぎさドライブウエイ」をご存じでしょうか。今回は、ドライブ好きなら1度は訪れたい貴重な道、千里浜なぎさドライブウエイについてご紹介します。
千里浜なぎさドライブウェイとは?
石川県羽咋市にある全長約8kmの公道で、「砂浜を車で走れる」という、日本で唯一の海岸です。また車で走ることができる砂浜は、ここ千里浜を含み3カ所となっています。1つはアメリカのフロリダにあるデイトナビーチ、もう1つはニュージーランドのワイタレレビーチと、世界でもかなり貴重なドライブウェイです。
千里浜の海を間近に見ながらの爽快なドライブはもちろん、波打ち際を走りながら見る夕日は日本にいることを忘れるくらいの美しさです。また千里浜の海自体も遠浅で、家族連れや泳ぎの苦手な人でも楽しめる北陸屈指のオアシスとなっています。
千里浜ではドライブだけでなく、千里浜ちびっこ駅伝や潮干狩り、千里浜砂像といった各種イベントも頻繁に開催されており、7月上旬の海開きからは海水浴場としてもにぎわいます。近隣にはコスモアイル羽咋や羽咋神社、地元の農産物直売所などもあり、観光スポットとしても楽しめます。
なぜ車で走ることができるのか?
海水浴場としてにぎわう海岸は全国各地にありますが、なぜ千里浜なぎさドライブウェイだけが波打ち際まで車で走ることができるのでしょうか。その秘密は、千里浜の砂にあります。
通常の海岸も千里浜も、一見すると変わりがなさそうに見えますが、通常の砂浜の砂を顕微鏡で見ると大きさにムラがあり、大小バラバラになっているのです。そのため、4WD車でないとタイヤが砂に取られて走れなくなってしまいます。ところが千里浜の砂は全体的にきめ細かく、大きさも比較的均一で粒がそろっているため海水を含むと固く締まりやすく、舗装した道路と同じような走行が可能です。
それでも、天候の状態によって砂が乾燥してしまう場合と、逆に波が荒く砂に含まれる水分量が多過ぎるような場合には通行規制されることもあります。千里浜なぎさドライブウェイの最新の通行規制情報は羽咋市のホームページで確認できるため、ドライブ前に必ず確認しましょう。
注意すべきこと
千里浜なぎさドライブウェイでは、走行する上で安全を守るため、下記のような点に注意する必要があります。
速度は落として、横断者にも注意
走行可能な砂浜といっても、ガンガン飛ばして走ることは危険です。特に海水浴シーズンは小さな子どもや横断する方も多くなるため、速度制限や追い越し制限といった規制もかかります。規制通りに速度を落として、横断者にも注意しながらゆっくりと走行しましょう。規制情報は上記の通り、ホームページで最新情報を確認しましょう。
決められた場所に駐停車する
海開き後は海側にロープが張られ、駐車スペースが決められています。駐停車するときも所定の場所に車をとめましょう。間違って通行帯に駐車してしまうと走行する人の迷惑になるため注意が必要です。また、ロープが張られると海岸から陸側が通行帯になりますが、砂の白くなっている部分は水分が少なく、タイヤを取られやすいため気をつけましょう。
おわりに
今回は、千里浜なぎさドライブウエイについてご紹介しました。
いくつかの注意点や規制はありますが、「砂浜を車で走れる」という、世界でも3カ所でしかできないドライブはぜひ1度は体験したいものです。海水浴シーズンに一部規制はあるものの、千里浜なぎさドライブウェイは通年24時間の走行が可能です。ライブカメラで千里浜の実際の映像も確認できるため、絶好のタイミングをねらってシーサイドドライブを楽しんでみてはいかがでしょうか。
<記事NO.RC‐00094>
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