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乗り心地の良い車の選び方 乗り心地が良い車とは?

車に対して求めるものは、デザイン、排気量、高級感、乗車人数など、人それぞれ。ですが、誰にとっても気になるポイントといえば、「乗り心地」です。せっかくならば少しでも快適な移動時間を過ごしたいものですよね。しかし、目には見えない「乗り心地」、どのように見極めたら良いのでしょうか?

この記事では、乗り心地の良い車の条件を説明し、さらに2024年1月時点で「乗り心地が良い」とされるおすすめの車種についてもご紹介します。

乗り心地の良い車の条件とは

「乗り心地」という感覚は、目で見たり、数値で確認できたりするものではありません。しかし、主に次の3つのポイントに注意してみると、乗り心地の良いと感じる車を選ぶことができるでしょう。

走行性能

「乗り心地が良い」と感じられる車の重要な条件のひとつが、「走行性能が高く、運転がストレスにならないこと」です。具体的には、エンジンパワーがあり、強く踏み込まなくてもスムーズに加速できること、ハンドリングへの反応が良いこと、カーブの安定性が高いことなどが挙げられます。キビキビとしたドライビングは、乗り心地の良さを高めてくれます。

車内空間

車内が単なる移動空間ではなく、リラックスできるスペースであることは、乗り心地の良さにつながります。具体的には、頭上や足回りに十分なスペースがあることや、シートが固すぎず柔らかすぎず、適度なホールド感を持っていること、さらに、エンジン音やロードノイズ、風切り音が伝わりにくく、車内の静粛性が高いことなどが挙げられます。

揺れや振動

車の揺れや振動をなるべく抑えることは、乗り心地を良くすることに直結します。タイヤやサスペンションが上質で、地面からの振動をしっかりと吸収すると、車内へ振動が伝わりにくくなります。さらに、車のボディ剛性(ボディの強度)が高いと、足回りだけでカバーできない振動や揺れが車内に伝わることを抑える効果があります。

【国産車】乗り心地が良い車種

乗り心地の良い国産車としておすすめのモデルを車種別にご紹介します。

乗り心地の良い国産車としておすすめのモデルを車種別にご紹介します。

日産:ノート(コンパクトカー)

国産コンパクトカーの中でトップクラスの人気を誇る日産ノートは、e-POWERと称されるハイブリッドエンジンを積んだ先進的モデル。モーター特有の加速の良さと滑らかな走りが特徴です。

2020年にはフルモデルチェンジされ、サスペンションやボディ剛性、走行安定性が向上。さらに人間工学に基づいて設計されたゼログラビティシートを採用しており長時間乗っていても疲れにくく、全体に乗り心地の良い車に仕上がっています。

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スズキ ハスラー(軽自動車)

斬新なデザインと機能性の高さから、アウトドアユーザーやファミリー層に大人気で、軽クロスオーバーワゴンのトップランナーとも言えるハスラー。小回りが利いて、車体が軽いという軽自動車の特徴を生かしながらも、4WDで剛性の高い車体はしっかり安定しています。

フルモデルチェンジされ2020年1月発売となった2代目ハスラーでは室内空間が拡大し、さらに新プラットフォームの採用により安定性、車体剛性、静粛性が向上して乗り心地が大きく改善されました。ほか、全車でマイルドハイブリッドを搭載し、エンジンもよりパワフルに。快適さが高まりました。

ホンダ:ステップワゴン(ミニバン)

1996年の発売からロングセラーのステップワゴン。トールワゴンでゆったりした頭上のスペースを保ちつつも、低床・低重心なので走行安定性も確保されています。ターボ力が高く、静粛性も高いエンジンを搭載しており、走行性能も抜群です。

2022年にフルモデルチェンジされた6代目では、車体サイズが大幅にアップし、広々とした室内スペースが実現。さらにボディ剛性が増強されて車体がふらつきにくくなり、静粛性も高められたことで、乗り心地の良さが格段に向上しています。

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日産:デイズ(軽自動車)

ライバルの多い軽トールワゴンジャンルの中でも、人気のデイズ。その理由は、「軽自動車の枠を超えた」とまでいわれる上質な内装と静粛性、また室内の広さです。スマートシンプルハイブリッドエンジンによるスムーズな加速など、走行性能も秀逸です。

さらに2019年のフルモデルチェンジで新しいプラットフォームを採用したことで、揺れや振動が減少し、安定性が増しています。ホイールベースも長くなったことでフロントシートと荷室のサイズにはゆとりが生まれ、コンパクトカーに匹敵する乗り心地の良さを体験できるモデルです。

日産:エクストレイル e-4ORCE(SUV)

2022年にフルモデルチェンジを行ったエクストレイルに搭載された、日産の最新の電動4WDシステムがe-4ORCEです。前輪と後輪それぞれにモーターを搭載し、4輪のブレーキを統合制御することで、あらゆるシーンで安定した走行を実現します。

e-4ORCEは、エクストレイルの走行性能を大きく向上させた、画期的な電動4WDシステムです。前後輪のトルクをドライバーの操作に応じて最適に配分し、雪道やオフロードでの走行性能はもちろん、日常の運転でも安心して運転することができます。

スバル:レヴォーグ レイバック(SUV)

2023年秋に発売されたクロスオーバーSUVのレイバック。ベースとなっているステーションワゴンのレヴォーグの車高をアップしつつ、外観は独自の上品で洗練された仕上げをほどこしており、スバル初の「都会派SUV」として注目が集まるモデルです。

見た目と座り心地の両方を重視したシート形状へのこだわり、専用チューニングされたサスペンション、ゆとりのある後席、高い静粛性などが全体の乗り心地の良さを高めており、レイバック=くつろぐ、リラックスを意味する車名の通り、街乗りとオフロードの両方で快適なドライブを楽しめる1台です。

レクサス:ES(セダン)

グローバルに人気の高いセダンであるレクサスESのコンセプトはずばり「上質な乗り心地と静粛性」。プラットフォーム、サスペンションに徹底してこだわり、安定した加速やコーナリングを可能にしつつ、ノイズや振動を低減しています。

2021年のマイナーチェンジでは、静粛性と質感を向上。パワフルな走行性能やリアサスペンション構造の変更によるボディ剛性の向上、シートのクッション性の高さがあいまって、長時間・長距離のドライブでも疲れを感じにくい快適さを実現しています。

【輸入車】乗り心地が良い車種

乗り心地の良い輸入車としておすすめのモデルを車種別にご紹介します。

メルセデス・ベンツ:Cクラス(セダン)

世界中のセダンのベンチマークともいえるCクラスは、ベンツでトップクラスに売れているシリーズでもあります。

2021年にフルモデルチェンジして、エンジンのパワーとサスペンションが改良されたことで加速性能と安定性が向上。さらに振動の伝わりにくいタイヤの搭載で、座席のフィーリングはより日本人好みのソフトな方向にシフトしました。加えて室内全体の質感は上級のSクラス並みに近づいたことで、抜群の乗り心地の良さを提供しています。

BMW:2シリーズ グランツアラー(ミニバン)

7人乗り・3列シートで、BMWには珍しいミニバンタイプ。BMWの堅牢なボディ剛性はそのままに、エンジンにはターボも搭載されていてパワーも十分です。さらにクッション性の高さと、ホールド性が高いシート設計で、長時間運転でも疲れにくい工夫が凝らされています。

ミニバンながら大きすぎないサイズ感は取り回しがしやすく、街乗りからアウトドアまで、幅広い用途で快適な乗り心地を楽しみながら使えるモデルです。

フォルクスワーゲン:ゴルフR(コンパクトカー)

グローバルな定番ハッチバックのゴルフ。そのスポーツラインのトップが、“Racing”を意味する「R」を冠するゴルフRです。2022年に発表された3代目では、より進化した4MOTIONの全輪駆動システム、強化されたターボエンジン、加速の素早さなどによって、「ゴルフ史上、最速」と言われるほどのスポーティーな走りを実現しています。

専用のシートはドイツ車らしくやや硬めではあるものの、路面からの衝撃はしっかりと吸収し、体のホールド感も安定しています。慣れてくると、長時間のドライブでも疲れにくい乗り心地の良さを体感できることでしょう。

シトロエン:C5 X(セダン、ステーションワゴン、SUVのクロスオーバー)

日本では2022年から販売が開始された、シトロエンの新しい旗艦モデル。セダンの上品さ、ステーションワゴンの実用性、さらにSUVの力強さを融合させた独特の外観が目を惹きます。シトロエン独自の“ハイドロニューマチック”サスペンションと、質感に徹底してこだわったシートが、リラックスできる乗り心地を提供します。大人5人でもゆとりのある室内空間も併せ、長時間でも疲れにくい快適なドライブを実現。プラグインハイブリッドかガソリンエンジンかを選ぶことができ、いずれも伸びやかでスムーズな走りを体感できます。

乗り心地の良い車にする方法は?

すでに購入した車の乗り心地を良くするには、車の点検を行う、劣化している部品があれば交換、カスタマイズする、便利なアイテムを使うなどの方法があります。

まず重要なのは、サスペンション周りです。ある程度の年数や走行距離に達したら、スプリングやショックアブソーバーなどの重要な部品を点検し、劣化していたら調整や交換を検討してください。

シートも劣化すると乗り心地が悪くなってしまいますので、消耗が進んでいたら交換する方法もあります。

タイヤの状態も、乗り心地の良し悪しに直結します。新しいタイヤに変えたり、乗り心地の良さにこだわった「コンフォートタイヤ」にカスタマイズしたりしてみましょう。また、タイヤをインチダウンすると偏平率が上がり、空気量が増えることでクッション性が増すので、これも効果があります。なお、タイヤの空気圧は、高すぎても低すぎても乗り心地が悪くなりますので、時折チェックして適正な空気圧になるようにしましょう。

より手軽な方法としては、車の乗り心地を改善する専用のシートクッションの利用もおすすめです。形状や素材、反発力の違いによってさまざまな商品が販売されていますので、好みのものを選んでください。

車を使用する目的や、同乗者の有無などによって、求める「乗り心地の良さ」は変わってきます。上記のポイントを参考にしながら、中古車販売店などで気になる車に色々試乗するなど、相談をしてみてはいかがでしょうか。

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