2021.01.21中古車購入 , 豆知識

軽バン・軽自動車の維持費って安い?どれくらい?

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軽バン・軽自動車の維持費って安い?どれくらい?

軽バンや軽自動車など、軽が付く車両は、普通自動車などに比較して、安価で購入することが可能な自動車だといったイメージがあるかと思います。しかし、車には燃料や車検にかかる諸費用、自動車税、自動車保険料などの維持費がかかります。果たして、軽バンや軽自動車は購入価格だけではなく維持費も安いのでしょうか。今回は軽バン・軽自動車の維持費がどれだけかかるのか、両者の比較を交えながら説明します。

軽バンと軽自動車の違い

軽バンと軽自動車は一見同じですが、法律上は軽バンが「軽貨物自動車」、軽自動車が「小型乗用車」と明確に区分されています。ナンバープレートの右上に表示される分類番号で見分けることが可能で、「4ナンバー」「6ナンバー」が軽貨物自動車、「5ナンバー」「7ナンバー」が小型乗用車です。

ナンバー以外の相違点としては、車体構造の違いがあります。軽貨物自動車は、荷物の積み下ろしを行う口の広さと荷物を置くスペースの広さが定められており、この条件をクリアしている車が軽貨物自動車を名乗ることを許されます。具体的には以下の通りです。

  1. 側面または背面の開口部の広さが縦600mm以上かつ横800mm以上
  2. 開口部の垂直面における投影面積が0.48平方メートル以上
  3. 前席より後ろのスペースを、全て荷物を置くために最大限使用した場合の面積が0.6平方メートル以上

以上3点全てを満たさなければなりません。逆に、これを満たさない場合は小型乗用車となります。

ただし、上記の要件を満たした場合でも小型乗用車に分類されるケースがあります。それは以下の通りです。

  • ケース1 後部座席も含めた座席を全て起こした状態で、荷物を置くスペースが後部座席のスペースよりも狭い場合
  • ケース2 後部座席の最大定員数を乗せた状態の重量が最大限荷物を積んだ重量よりも重い場合

貨物自動車は貨物を運ぶことを主目的に設計されている必要があるため、貨物よりも乗員を乗せることを優先して設計されているとみなされた場合は乗用車の区分となります。

軽バンの特徴と維持費

軽バンの特徴

軽バンの特徴の中でも代表的なものは駆動方式で、大半の車両においてエンジンを車体の真ん中に置き、後輪を動かすMR方式(ミッドシップリアドライブ)や車体前方にエンジンを配置して後輪を動かすFR方式(フロントシップリアドライブ)を採用しています。この配置が好まれる理由は車体後部に多くの荷物を載せて走る関係上、後輪の踏ん張りが効いてなおかつ車体後部の積載スペースを確保できるエンジン配置を行う必要があるためです。

軽バン・軽自動車の維持費って安い?どれくらい?

また、シャシーやボディが頑丈な構造となっていることも特徴のひとつです。多くの荷物を載せて走ることになるので、車体は壊れにくくへたれない構造が求められます。耐久性に加えてモデルチェンジも少ないため、買い替えの機会も少なく、長期間に渡って乗り続けることも不可能ではありません。さらに、貨物スペースが広く取られていることでアウトドア用品などを詰め込んだり、車中泊を行う際に十分な就寝スペースを確保できるなどの強みもあります。

燃料代(燃費)

燃料代がどれだけかかるかを決めるのが燃費ですが、軽バンは車体が軽いこともあって燃費が良く、燃料1リットルあたりの走行距離が23kmを誇る車種も登場しています。頑丈な車体のため、メンテナンスや修理にかかる費用も安く済みます。

軽バン・軽自動車の維持費って安い?どれくらい?

自動車税

軽バンの自動車税は5,000円と非常に安く設定されています。これは貨物車の自動車税が排気量ではなく積載量で計算されているためで、加えて軽量の車両であることから自動車税の中でも1,2を争う安さを誇ります。軽バンの維持費が安いと言われる最大の所以は、この自動車税の安さと言っても過言ではありません。

自賠責保険・任意保険

2021年1月現在の自賠責保険料は、軽バンの場合12ヶ月で15,050円となっており、普通自家用車の13,410円と比べてやや割高に設定されています。一方、軽バンの任意保険に関しては保険会社ごとにまちまちです。これはリスク判定基準が保険会社ごとに変わるためで、走行距離や年齢、事故歴などから総合的に判断されます。とは言え、普通乗用車や軽ではない4ナンバーに比べると保険料は全体的に安い傾向です。

その他の費用

軽バンの車検の有効期間は新車登録後の最初の車検では2年間と短めに設定されていますが、2回目以降は乗用車と変わらず2年間の有効期間となります。4ナンバー車は2回目以降の車検の有効期間が1年に1回と短くなりますが、軽バンに関しては軽量自動車ゆえに税制上のメリットが大きくなっています。また、高速道路料金については「軽自動車等」の料金体系が適用されるため、普通車に比べて安く済ませることが可能です。

軽自動車の維持費

燃料代(燃費)

軽自動車の燃費に関しては軽バン以上に良いものが多く、1リットルあたりの走行距離が27kmに達する車種も登場しています。そのため、燃料代は軽バンよりも安く済ませることが可能です。一方、メンテナンスや修理に関しては軽バンほどの頑丈さは無いため、乗り方次第では軽バン以上に費用がかさんでしまう場合があります。

自動車税

自家用軽自動車の自動車税は排気量に関わらず、一律で10,800円※1となっています。普通乗用車と比べると安く抑えられていますが、軽バンと比較すると軽自動車の方が2倍以上高いです。そのため、自動車税の安さに関しては軽バンに軍配が上がります。
※1…平成27年4月1日以降に最初の新規検査を受けた軽四輪車。

自賠責保険・任意保険

2020年12月現在、軽自動車の自賠責保険は13,210円かかります。普通乗用車と比較すると誤差レベルでの安さですが、軽バンと比較すると2,000円近く保険料を安く抑えることが可能です。一方、任意保険に関しては前述したように保険会社によってリスク判定が異なるため、軽バンと比較して安く済む場合もあれば高くなる場合もあります。複数社の見積を比較検討して保険会社を選ぶと良いでしょう。

その他の費用

車検の有効期間は普通乗用車と同様に最初の車検で3年間、2回目以降は2年間となるため、軽バンと比較すると車検にかかる費用は初回の1年分の差が発生します。高速道路料金に関しては、軽バンと同じ「軽自動車等」の料金体系が適用されるため、軽バンとの差はありません。もちろん、普通車と比べて安く高速道路を走ることが可能なのは前述の通りです。

まとめ

軽バンは軽自動車と比較すると主に自動車税の面で維持費が安く済むという利点があります。ただし、その分燃費は軽自動車の方が良い他、荷物をあまり載せない場合は軽自動車の方が快適にドライブを楽しめるなどの利点もあるため、一長一短です。軽自動車と軽バンのどちらを購入するか検討する場合は、車の用途などを考慮しつつ、今回の記事を参考にして決めていくと良いでしょう。

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