2022.06.23豆知識

セルフガソリンスタンドのスマートな使い方(給油のやり方など)

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セルフガソリンスタンド
利用してみたいと思っていても、初めてだとちょっとドキドキしてしまうセルフガソリンスタンド。スタッフに給油してもらう通常のスタイルよりもガソリン代が割安となるため、給油のやり方などを覚えて、賢く利用したいところです。

そこで今回は、セルフガソリンスタンドのスマートな使い方についてご紹介します。

セルフガソリンスタンドとは

セルフガソリンスタンドとは、自分で給油するガソリンスタンドのこと。通常スタッフへ伝えるガソリンの種類や量を自分で決めて、自分で車へ給油するのがセルフガソリンスタンドのスタイルです。

ただし、日本ではセルフとはいえ、無人での営業は認められていません。そのため、セルフガソリンスタンドでもスタッフが駐在しています。万が一、やり方で分からないことがあってもスタッフに確認することができるため、安心して利用が可能です。

セルフガソリンスタンドの利用前に確認しておきたいこと

利用前に確認しておきたいこと

セルフガソリンスタンドを利用する前に、いくつか確認しておきたいことがあります。スマートに利用するためにも、調べておきましょう。

給油口の位置を確認する(燃料計からの確認も可能)

利用前に確認しておきたいのが、車の給油口の位置です 。車種によって給油口の位置は異なるため、 給油口が右側にある場合、給油機が右側に来るように停車させる必要があります。
給油口は、燃料計から確認することも可能です。燃料計にある給油機マークの横にある三角形の向きが給油口のある方向になります。

セルフガソリンスタンド

指定のガソリンの種類

給油するガソリンの種類を間違えてしまうと故障の原因になります。誤給油による補償はないため、事前に指定されているガソリンの種類を確認しておきましょう。指定のガソリンの種類は、説明書や給油口のふたに記載されています。

車に給油する燃料は、大きくは、ガソリンか軽油(ディーゼル)に分かれます。ガソリン車とディーゼル車は、エンジンの仕組み自体が違うので、ガソリン車にはガソリン、ディーゼル車には軽油しか使えません。入れ間違えてエンジンを始動すると、煙を出してやがて停車し、最悪の場合はエンジンが壊れるリスクがあります。

また、ガソリン車は、使用する燃料がレギュラーガソリンとハイオクガソリンに分かれます。ハイオクガソリンの方が高性能で、値段も高くなります。一般的に、高級車やスポーツカーなどの高性能のエンジンは、ハイオク仕様になっています。

ハイオクとレギュラーのガソリンを入れ間違えても、すぐに車が故障することはありません。しかし、ハイオク仕様の車にレギュラーガソリンを給油すると、車の性能を十分に発揮できません。逆にレギュラー仕様の車にハイオクガソリンを給油しても性能が上がるわけではないので、あまり意味はないでしょう。

ガソリン(レギュラーとハイオク)、軽油は、同じ石油から精製されますが、それぞれ性質が異なりますので、車に適した油種を給油することが重要です。

セルフガソリンスタンドの使い方

セルフガソリンスタンドの使い方
 

 

 

 

 

 

次にセルフガソリンスタンドの使い方をご紹介します。

セルフスタンドが置かれているレーンに停車する

通常ならスタッフが所定の位置まで誘導してくれますが、セルフスタンドでは給油機がある場所まで移動し停車させます。給油口がある方向に給油機が来るように停車させましょう。

車のエンジンを止める

車をレーンに停車させたら、窓を閉め、エンジンを止めます。ドアもしっかり閉めておきましょう。

また、給油機前では喫煙や火気は厳禁です。給油しながらの喫煙などは避けてください。スマートフォン操作なども禁止となっているため、注意しましょう。

油種と量、支払い方法を画面で選択

エンジンを止めたら、給油機のタッチパネルで油種と給油量、支払い方法などを選択します。

油種は指定されているものを選び、給油量は満タン、リッター単位、利用金額などから選ぶことが可能です。

支払い方法は現金の他に、クレジットやガソリンスタンドのカードなども選択することができます。

静電気除去を行い、給油をスタート

油種と支払い方法、給油量を選択したら、給油前に静電気の除去を行います。といっても、給油機についている静電気除去シートに触れるだけなので難しいことではありません。

給油口を開けて、ノズルを差し込む

静電気除去が終わったら、給油口を開け、キャップを外します。

給油口の開け方は、車種によって異なりますが、運転席下にある給油レバーやボタンを操作して開けるタイプが主流です。他には、給油口の蓋を直接押して開けるタイプや、給油口の蓋やキャップにキーを挿して開けるタイプなどもあります。

キャップを外したらノズルをしっかりと差し込んでレバーを引きましょう。ノズルへの挿入が浅いとガソリンがもれてしまう場合があります。

給油は指定した金額や量に応じて自動で止まるようになっているため、給油が完了するまでしっかりと差し込んだまま給油を続けます。

給油が完了したら、ノズルを戻し、キャップと給油口を閉めます。閉め忘れがないように注意しましょう。

レシートやおつりを受け取る

最後にレシートが出てきますので、受け取ります。場所によっては、最後におつりが出てくる場合や、給油後に精算する場合があります。案内表記やアナウンスが流れますので、指示に従うようにしましょう。

セルフガソリンスタンドでの注意点

セルフガソリンスタンドでの給油自体は、やり方を覚えてしまえば難しいことはありません。ただし、燃油という、非常に引火しやすい危険な液体を扱うため、事故を起こさないように以下にあげるいくつかの点で注意が必要です。

万が一の事故に注意する

セルフガソリンスタンドで起こりやすい事故は、以下のようなものがあります。

  • 車両を給油機にぶつける
  • 給油ノズル操作を誤り、顔や体にガソリンがかかる
  • 静電気、またはその他の原因 によって引火し、火災が起こる

特に怖い事故は火災です。セルフガソリンスタンドでの火災を防ぐため、以下のことを守りながら給油するようにしてください。

  • 給油中はエンジンを切る
  • ライター、タバコなどの火気は厳禁
  • 給油機に設置された静電気除去シートに触れてから給油する
  • 給油中には携帯電話を使用しない
  • 燃油をこぼさないよう、給油ノズルをしっかり奥に差し込んで給油する
  • 設定した量の給油を終えてからの追加給油をしない(吹きこぼれの原因になります)
  • 給油キャップを締め忘れない

給油中にガソリンが吹きこぼれてしまったらどうする?

給油ノズルの先端にはセンサーが付いているため、一定の油量に達したら給油が自動でストップする仕組みになっています。しかし、給油ノズルの差し込み方が浅い、レバーをしっかり引いていない、継ぎ足し給油をしているなどの理由から、センサーが正確に働かず、吹きこぼれてしまうことがあります。

燃油が吹きこぼれてしまったら、すぐに給油レバーを元に戻し、燃油の供給をストップします。慎重に給油口からノズルを抜き、油のしずくが垂れないよう注意しながら給油機に戻し、さらに給油キャップを締めた上で、スタッフを呼びましょう。

体にガソリンが付いた場合、皮膚の場合は拭き取ることで大きな被害にはなりませんが、目などの粘膜についたときは、すぐにしっかり洗い流した上で、病院へ行くことをおすすめします。

また、吹きこぼれた燃油が車のボディに付着すると、塗装を傷める原因になります。ボディに付着した油はすぐに拭き取りましょう。

おわりに

今回は、セルフガソリンスタンドのスマートな使い方についてご紹介しました。

初心者にとって、セルフでのガソリン給油は少し怖いかもしれません。しかし、気軽に好きな量を給油できるセルフガソリンスタンドは、慣れると非常に使いやすいもの。やり方、手順を守れば、安全に給油できますし、もし分からないことがあったときはスタッフが駐在しているため、給油方法を確認することも可能です。ぜひ、セルフガソリンスタンドを利用してみてください。

<記事NO.RC‐00218>

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