軽自動車にターボは必要か?メリット・デメリットから考えよう! おすすめ車種も紹介
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軽自動車の購入を検討する際、ターボ車を選ぶか選ばないかで迷ってしまった経験はありませんか? なんとなく「走りを追求する方向け」というイメージのあるターボですが、軽自動車にも必要なのかと悩んでしまう人もいるでしょう。
そこで今回は、ターボ搭載軽自動車のメリットやデメリット、ターボ車の意味、軽自動車の中でおすすめのターボ車などについてご紹介します。
そもそも「ターボ」とは?
そもそも自動車における「ターボ」とはどういったものなのでしょうか。ここでは、ターボの概要や特性、機能について解説していきます。
「ターボ」とはターボエンジンのこと
「ターボ」「ターボ付き」といわれる車には、ターボチャージャーという過給機が付いたエンジン(=ターボエンジン)が搭載されています。
過給機(ターボチャージャー)は、より多くの空気を燃焼室に送り込むことで、出力を向上させる役割を担っています。
排気量よりも大きなパワーを出すことができる
ターボエンジンの最大の特徴は、過給機が付いていないエンジンと比べてより大きな出力を得られる点です。
ターボチャージャーにより、排気ガスがタービンと呼ばれる部品に送りこまれることで、連動するコンプレッサーが吸気側の空気を圧縮します。エンジンにより多くの空気を送りこめるようになり、燃焼を増加させ排気量以上のパワーで車を走らせられるようになるのです。
軽自動車にとってのターボ車のメリット・デメリット

次に、ターボエンジンを搭載した軽自動車を選ぶ上でのメリットとデメリットをご紹介します。
ターボ車のメリット
ターボエンジン付きの軽自動車を選ぶメリットとして挙げられるのは、排気量以上のパワーが出ることによる快適な走行性です。その快適さは特に上り坂での走行時に顕著で、ノンターボの同グレード車と比較するとストレスなく、スピードを落とさず走れます。
ターボ車はアクセサリーなどの装備はそのままに、エンジンの性能だけをアップさせています。そのため、ノンターボで大きな排気量の車を買うよりも、排気量の低いターボ車を購入した方が価格を低く抑えることが可能です。
ターボ車のデメリット
一方、同じ排気量のノンターボ車と比較すると、購入時の車両価格は当然ながら高くなります。通常よりも多くのガソリンを使用することとなるため、燃費性能にも若干の影響を及ぼすでしょう。
ターボエンジンには取り付けられている部品が多いため、ノーマルエンジンに比べると故障のリスクや耐久性にもやや難がある点もデメリットとして挙げられます。
軽自動車にターボは必要か?

では、軽自動車にターボは必要なのでしょうか。ここからは、軽自動車にターボが必要なのかどうかを見ていきましょう。
車種や使い方によってはあった方が良い
軽自動車の購入を検討する場合、スピード感やパワーよりもコンパクトさ、小回りの利く軽快さなどが重視されます。本当にパワーやスピード感を重視していたら、もっと排気量の大きな車が候補になります。
それでも、キャンプや海水浴、旅行など、街乗り以外の目的で利用する機会が多い場合は、ある程度のパワーは欲しいところ。特に山道を軽自動車で走る場合、ターボがあるのとないのとでは、ストレスの感じ方がかなり異なることでしょう。
どんなシーンで乗りたいかを考えて決めることが大切
主に街乗りに利用するとしても、坂道の多い地域を運転する機会が多いと考えられる場合は、ターボが搭載されていた方が快適です。一方、周辺に坂道が少なく、コスト重視で足代わりに1年でも長く乗り続けたいと考えている場合は、初期費用と燃費が抑えられて故障のリスクも少ないノンターボ車を選んだ方が良いかもしれません。
ターボ搭載のおすすめ軽自動車
ここからは、軽自動車の中でターボが搭載されているおすすめの車両を紹介します。
N-BOX(ホンダ)
ホンダのN-BOXは、2011年の発売開始以来、9度も軽自動車販売台数1位に輝いている人気モデルです。ターボ車が選べるグレードは、「N-BOX JOY ターボ」と「N-BOX CUSTOM ターボ」の2つ。
「N-BOX JOY ターボ」は、後ろ席を前に倒すことで、足を伸ばせるフラットな空間づくりが可能になっています。撥水素材を利用したファブリックなど、細かい配慮の行き届いた車でもあります。上質さを追求した「N-BOX CUSTOM ターボ」も含め、ターボ搭載で余裕のある走りが実現しています。
タント(ダイハツ)
圧倒的な室内の広さと、使い勝手の良さが特徴のダイハツのタント。助手席と後部座席の間の柱がない「ミラクルオープンドア」の構造により、子どもとの乗り降りや荷物の出し入れがしやすい点が最大の特徴です。
ターボモデルは、「Xターボ」と「カスタムRS」の2つ。「Xターボ」は左側のパワースライドドアが標準装備になっており、利便性の良いモデルです。「カスタムRS」は最上位グレードで、上質な外観や内装と、力強く余裕のある走りを両立している点が魅力といえます。
ハスラー(スズキ)
スズキのハスラーは、SUVテイストのデザインと高い走破性を持つクロスオーバー軽自動車です。ターボモデルのうち、標準的なグレードである「HYBRID Gターボ」にも安全機能やシートヒーターなどの装備が搭載されており、コスパの良さが魅力。
アウトドアも楽しみたいなら、「タフワイルドターボ」がおすすめ。存在感の強いスタイルに、シートアレンジで大きな荷物の収納もばっちりです。
ルークス(日産)
ルークスは、充実した安全装備と快適な室内空間が魅力の日産の軽自動車。ターボ車には、標準モデルのひとつである「Xターボ」、洗練されたデザインの「ハイウェイスターGターボ」や「ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション」などがあります。
おすすめは、ロングドライブに最適な運転支援技術が搭載された「ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション」。ターボエンジンと組み合わせることで、高い安全性と力強い走りを両立することが可能です。
ワゴンRスティングレー(スズキ)
スズキのワゴンRスティングレーは、スポーティなスタイリングと高い走行性能を両立している点が特徴の車種。メッキ仕立てのドアハンドルやシルバーの塗装仕立ての内装など、上質な雰囲気が魅力です。
ターボエンジンを搭載したグレード「HYBRID T」は、最高出力64psのターボエンジン搭載で、パワフルな走行を可能にします。幅広い速度における自動ブレーキと衝突回避機能や、シートヒーター、UV&IRカットのフロントガラスなども備わっており、安全かつ快適なカーライフを満喫できるでしょう。
ムーヴキャンバス(ダイハツ)
個性的なデザインと実用性を兼ね備えた、ダイハツのムーヴキャンバス。自由度の高いシートアレンジや、リヤシート下に配置された引き出しタイプの収納「置きラクボックス」、スライド式ドアなどが特徴的な車種です。
ターボ車は、「ストライプスGターボ」と「セオリーGターボ」の2種類。ストライプスはボディがツートンカラー、セオリーはモノトーンカラーとなっています。どちらも市街地はもちろん、高速道路でも快適な走りを実現できる点が魅力です。
軽自動車にターボが必要かどうか、検討してみましょう!
今回は、ターボの概要やメリット、そして軽自動車にターボが必要かどうかなどについてご紹介しました。
小さな軽自動車だからこそ、ターボが搭載されていた方が快適な場合もありますが、どのようなシーンで乗る機会が多いか、何を重視するかによってターボ車が必要かどうかも変わってくるでしょう。
ターボ搭載のおすすめ軽自動車も参考にしながら、どういった車を買うべきかじっくり検討してみてくださいね。
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