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2021年のキャンピングカー販売額は新車・中古車ともに好調で、空前のキャンピングカーブームが到来しています。中でも、本格的なキャンピングカーに比べて手が出しやすい軽自動車のキャンピングカー(軽キャンパー)は、レジャーにテレワークにと用途が広く、注目度が高まっています。そんな人気の軽自動車のキャンピングカーにはどんなものがあるのか、おすすめの車種についてたっぷりご紹介します。

軽自動車のキャンピングカーにはどんなタイプがある?

軽自動車のキャンピングカーは、ベースは既存の軽自動車を活かし、ボディや内装などをキャンピングカー仕様に変更しているものが一般的です。種類としては、「キャブコン」と「バンコン」の2つに大きく分けられます。

「キャブコン」とは

軽トラックをベースとし、キャンピングカー専用ボディを架装しているものがキャブコンと呼ばれるタイプです。アルミやFRP(強化プラスチック)などを使用して断熱性にも優れた専用ボディを作るため、広くて快適な室内空間を作り出せることがメリットです。また、天井を持ち上げて高さを出すことができる「ポップアップルーフ」があれば、よりスペースを確保できます。

一方、軽トラックがベースであることから、振動が伝わりやすく、移動時の乗り心地はあまり良いとは言えません。さらに、専用の架装をするため、価格も高くなることがデメリットです。

「バンコン」とは

軽自動車のバンまたはワゴンをベースとし、外装はそのままで内装だけをキャンピングカーとして架装しているのがバンコンと呼ばれるタイプです。外装に費用がかからないため、比較的安価であることがメリットですが、逆にボディをそのまま使用するため、断熱性も低く、居住する空間としては快適性に乏しいところがデメリットとなります。

おすすめ軽自動車キャンピングカー

ここでは、おすすめの軽自動車キャンピングカーについて、ベースとなる車や装備についてご紹介します。お好みに合ったものを探してみてください。(2022年10月現在の情報です)

HAPPY1+(JP STAR)

ダイハツのハイゼットをベースとしたキャブコンタイプ。豊富な外装カラーリング、シンプルでスタイリッシュな内装は特に女性に人気です。ドア、LED照明、テーブル、カーテン、網戸、給排水タンク、ソーラーパネル、充電機能等の標準装備も充実しながら、300万円台の価格も魅力です。

N-BOX キャンパー Neo(株式会社ホワイトハウス)

ホンダの人気車種、N-BOXをベースとしたバンコンタイプで、室内は1ランク上の質感です。ポップアップルーフ装備タイプならば、車内と合わせて大人4人がラクラク就寝可能。オプションでフロントシートが回転でき、向き合えるソファ空間が確保されるので居住スペースはゆったり。200万円台からという価格も人気の理由です。

N-VAN コンポ(株式会社ホワイトハウス)

同じくホンダで人気のN-VANをベースとしたバンコンタイプ。室内空間が広く、オプションで回転フロントシートを装着すれば、まさに小さな動く家。フラットベッドとポップアップルーフには大人4名がゆったり寝られます。街乗りにも車中泊にも、これ1台で対応できてしまうのが嬉しいポイント。こちらも200万円台から選ぶことができます。

キャンプにおすすめの軽自動車は?

キャンピングカーとまでは言えないものの、軽自動車の中にはそのままでキャンプに使いやすく、車中泊もできる車があります。より手軽にキャンピングカー気分を味わえる車を以下にご紹介します。

タフト(ダイハツ)

コンパクトクロスオーバーSUVに分類されるタフトは、ちょっとワイルドに角ばったデザインがキャンパーに受けています。室内空間は、荷物積載はもちろん、居住スペースとしても十分な広さ。また、全グレードに標準装備されているスカイフィールトップ(ガラスルーフ)で開放感も抜群。街乗りもアウトドアも、これ1台で楽しめます。

ジムニー(スズキ)

現在圧倒的な人気を集める軽SUVといえば新型ジムニー。コンパクトな室内は多人数乗車には向きませんが、2人であれば、キャンプの荷物も十分積み込めます。最低地上高は205mmと高く、軽自動車の中ではトップクラスの悪路走破性。大自然の中のキャンプ地まで安心して走行できます。アウトドアに最適の1台と言えるでしょう。

N-VAN(ホンダ)

低床設計で天井が高く室内空間がゆったりしているN-VANは荷物の多いキャンプや、車中泊にうってつけ。運転席、助手席、後席のすべてを収納し、純正アクセサリーのマルチボードを使用すれば、大人2人分の就寝スペースを十分に確保できます。床全体をフラットにできるので車中での快適性は抜群。またサイドタープを使用すると、屋外にゆったりとしたリビングスペースを作ることもできます。

キャンプやアウトドアレジャーでの使用はもちろんのこと、ワークスペースや災害など非常時の避難用としても注目されているキャンピングカー。軽キャンパーやキャンプ向きの軽自動車も人気を集めており、選択肢が広がってきています。いきなり新車はハードルが高いという方は、中古でこうした車を買って楽しんでみてはいかがでしょうか。

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