2020.04.16豆知識

車の傷を消したい!初心者向けコンパウンドの使い方などを解説します

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車の傷を消したい!初心者向けコンパウンドの使い方などを解説します

車の傷を消したい場合、コンパウンドを使ってきれいにできることもあります。ただし、誤った使い方をすると、傷を深くしてしまう可能性が高いです。そのため、コンパウンドを使う時には適切な種類と正しい方法を理解したうえで行うことが必要になります。そこで、コンパウンドの意味や仕組み・種類・注意点などを紹介します。

車の傷を消したいときに使うコンパウンドってそもそもなに?

コンパウンドとは、表面の傷を消すために使う研磨剤です。コンパウンドの直訳は「合成物」「混合物」で、様々な物質が入ってザラザラしているため、研磨剤として利用できます。自動車業界で使われるコンパウンドは、車の表面にできた浅い傷を消すのに有効です。薬剤と粉状の研磨剤を混ぜ、液体もしくはペースト状になったものを使います。コンパウンドは傷を消す働きはありますが、根本的な傷を埋めるわけではありません。表面の傷をなだらかにして、目立たなくするのです。

車の傷を消すのになぜコンパウンド?

コンパウンドが車の傷を消す仕組みは「塗装面の構造」が関係しています。車の塗装は複数の層になっていることが特徴です。そこで、塗装面の層とコンパウンドが可能な層について紹介します。

塗装面の構造

車の塗装面において、一番表面にありツヤを出しているのが「透明層」です。ボディのカラーになっているのが「カラー層」、その下にあるのが「下地層」と言われています。下地層は錆止めの機能も担っていて、その下に樹脂や鉄板のボディがあるのです。保護膜とも言えるクリア層を超えない深さの傷なら、コンパウンドで目立たなくできます。しかし、傷消しにはある程度の知識と技術が必要で、知識がない人がコンパウンドを使いすぎると、カラー層や下地層まで到達する場合もあるでしょう。カラー層や下地層・ボディにまで傷がある場合は、コンパウンドでは直せません。

車の傷を消すのに使えるコンパウンドの種類と注意点

コンパウンドには「リキッドタイプ」「ペーストタイプ」があり、また「水性」「油性」でも特徴が異なります。加えて、コンパウンドを使ってはいけない車もあるため注意が必要です。これから、種類や注意点の紹介をします。

リキッドタイプ

リキッドタイプは液体になっていて、研磨剤の粒子の細かさが特徴です。伸びが良く、ルーフやボンネットなど、広範囲への使用に適しています。ただし、リキッドタイプは流れてしまう可能性があり、水平面で使用するのが良いでしょう。また、液体のため、暑い日は乾きやすいです。なお、すぐに乾燥することで、作業効率が低下する場合もあります。

ペーストタイプ

ペーストタイプはその名の通り、粘度の高いねり状になっているタイプです。研磨剤の粒子は大きめで、研磨したい部分に直接塗布して傷消しする時に向いています。ですが、伸びは悪いため、一度に広範囲はできません。その他にも、広い部分を均一に研磨するのが難しいとされています。水平面でも垂直面でも可能ですが、傷の大きさでリキッドタイプと使い分けると良いでしょう。

水性・油性の違い

水性は水に溶けやすい、油性は水に溶けにくいという性質があります。水性のコンパウンドは削る能力が高く、作業効率も良いです。しかし、研磨する時のカスが出やすいというデメリットがあります。片や、油性のコンパウンドは削る能力が低く、慎重に作業したい時に向いていますが、広範囲の傷を消すためには時間がかかってしまいます。加えて、最後に「脱脂」という作業が必要で、手間がかかるのが特徴です。

コンパウンドを使ってはいけない車とは

塗装とは異なる色の傷がある場合、コンパウンドを使用しても傷は消せません。また、下地層まで到達している場合は、タッチペンでの修復や板金塗装が必要です。その他にも「セルフリストアリングコート(耐すり傷向上塗料)」では、コンパウンドを使用できません。「スクラッチシールド」も特殊塗装になっているため、使わない方が良いでしょう。

車の傷を消したい!初心者向けコンパウンドの使い方などを解説します

コンパウンドを使って傷を消す上手なやり方とは

コンパウンドを使った傷の消し方とは、どのように行うのでしょうか。これから、必要な道具と作業の流れを説明します。

必要な道具の準備

傷に適した種類のコンパウンドと布・スポンジを準備します。さらに、傷の周辺を保護するため、マスキングテープや養生テープがあると便利です。

洗車

最初に車全体を洗車します。洗車をしていないと、汚れが付いているため、傷の詳細が分かりません。また、コンパウンドが汚れと混ざると、新たな傷を作ってしまいます。そこで、最初に洗車が必要なのです。

コンパウンドによる磨き作業

スポンジや布を濡らしてから、水が垂れなくなるまで絞ります。そこへコンパウンドを付け、傷がある部分を優しくこすりましょう。こする作業は、直線的に動かします。円を描きながら磨くと、新しい傷を作る場合があるため、 おすすめしません。最後に水洗いをします。なお、コンパウンドによる磨き作業は、異なる種類の目の粗さを使い分けると良いでしょう。最初は荒い目から始め、最終的に細かい目の粗さで行います。

車の傷をきれいに消すにはプロに頼もう

コンパウンドにはリキッドタイプやペーストタイプ・水性・油性などの種類があり、傷の大きさや部位によって使い分けることが大切です。まずはコンパウンドの意味や塗装面の構造、仕組みなどを理解し、適切に使用するようにしましょう。なお、自身でも車の傷消しはできますが、誤った時にはさらに傷を作ってしまいます。そのため、経験を積んでいるプロに依頼するのが確実な方法です。愛車をきれいにしておくことで、将来的に車を売却する時や、下取りに出す時、査定金額に大きく関わってくることもあります。

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